補修費用の目安

床の傾斜溝形鋼による梁の補強F-1-102
木軸

不具合の程度 梁の断面不足により床に傾斜が発生(床の傾斜15mm程度)

A.積算の前提条件
(a)
立地、敷地条件
イ)
地 域:東京(区部)
ロ)
敷 地:工事用車両の進入が可能
(b)
建物概要
イ)
構造等:2階建在来軸組工法、一戸建て専用住宅
ロ)
床面積:約150㎡(1階-80㎡  2階-70㎡)
ハ)
仕上等
部位 仕上 備考
床(1階) 合板12mm下地複合フローリング12mm張り ロックウール50mm充填
床(2階) 合板12mm下地複合フローリング12mm張り 塩ビソフト幅木H=60mm
天井(1階) せっこうボード9.5mm下地複合ビニル壁紙張り 木製既製品回り縁
(c)
補修工事の発注形態
住宅取得者が工事業者へ発注
(d)
補修工事概要
イ)
工事対象部分・規模:2階個室(約10m2) 1階和室(約10m2
溝形鋼:[-5×100×50(SS400 L=3.6m  M12ボルト@450)]
ロ)
工事範囲・条件等
範  囲
  • 不都合部梁回り(1m程度の範囲で梁全長分程度)1階天井
    下地材除去、新規張替え
  • 2階個室の床仕上材は全面除去、新規張替え
  • 1階和室天井仕上材は全面除去、新規張替え
  • 2階床組の梁、柱、根太等は既設のまま
付帯する工事
  • 1階和室天井照明器具の取外し、再取付け
備  考
  • 上記外の電気設備等は工事範囲外
  • 1階床部はジャッキ反力に耐える(補強等は行う)

B.補修工事費の目安
(a)
工事費の設定
イ)
設定方法
  • A.(a)~(d)および以下の①~④を条件として、工事業者より見積りを徴集(3社)。
  • 見積り内容を確認し、積算の前提条件を満たしていないものを除外する(1社)。
  • 見積り金額の最低金額から最高金額の範囲を工事費の目安とする。
調査費は含まない。
家具等の移動にかかる費用は含まない。
工事用仮設電力・水道費は含まない。
居住者の移転費は含まない。
ロ)
工事費の目安
45万円~88万円(2社) (平成12年4月現在)
(b)
工事費の変動要素(提示条件内での変動)
イ)
仮設、養生の程度
ロ)
ジャッキアップ工事等の外部委託の程度
ハ)
内装材の仕様、グレード
ニ)
工期の設定
(c)
工期
2~3週間程度

C.参考図
補修工事名称
溝形鋼による梁の補強
工事No
F-1-102
不具合の程度 梁の断面不足により床に傾斜が発生(床の傾斜15mm程度)
2階梁伏図

1階平面図