補修費用の目安

基礎の沈下耐圧版工法K-1-702
S造

不具合の程度 基礎底盤の不足により不同沈下が発生(約100mm)

A.積算の前提条件
(a)
立地・敷地条件
イ)
地 域:東京(区部)
ロ)
敷 地:①工事用車両の進入が可能
②建物外周部に1.5m~2.0m程度の空きがある
(b)
建物概要
イ)
構造等:鉄骨ラーメン構造、2階建て店舗併用住宅
ロ)
床面積:約200㎡(2×100㎡/階)
ハ)
仕上等
部位 仕上 備考
基礎(外部) コンクリート下地モルタル刷毛引き -
ニ)
基 礎:鉄筋コンクリート造直接基礎(独立基礎:700×700 H=300)
地耐力5t/㎡(長期)
(c)
補修工事の発注形態
住宅取得者が工事業者へ発注
(d)
補修工事概要
イ)
工事対象部分・規模:南側柱部基礎4ヶ所
補強部支持地盤は既設基礎下端より1.3m
鉄筋:縦横D16@150W(SD295A)
コンクリート:普通 Fc=21N/㎟
ロ)
工事範囲等
範  囲
  • 既存基礎回り1.5m程度の範囲の地盤掘削、埋め戻し
  • 耐圧版1,100×1,100 H=300新設(建物のジャッキアップ)
  • 残土は場外搬出
付帯する工事
  • 床下設備配管は一旦切り離し、再接続を行う。
備  考
  • 電気設備及び屋外設置設備等は工事範囲外
  • 地下水位GL-3m
  • 建物外周は芝生程度

B.補修工事費の目安
(a)
工事費の設定
イ)
設定方法
  • A.(a)~(d)および以下の①~④を条件として、工事業者より見積りを徴集(4社)。
  • 見積り内容を確認し、積算の前提条件を満たしていないものを除外する(0社)。
  • 見積り金額の平均値を求め、平均値との差が小さいものから順に3社を抽出し、その最低金額から最高金額の範囲を工事費の目安とする。
調査費は含まない。
家具等の移動にかかる費用は含まない。
工事用仮設電力・水道費は含まない。
居住者や店舗の移転費用は含まない。
ロ)
工事費の目安
570万円~720万円  (3社)(平成12年4月現在)
(b)
工事費の変動要素(提示条件内での変動)
イ)
仮設、養生等の程度
ロ)
ジャッキアップ工事等の外部委託の程度
ハ)
補修後の基礎回り補強の仕様(早強コンクリート使用等)
(c)
工期
2ヶ月間程度

C.参考図
補修工事名称
耐圧版工法
工事No
K-1-702
不具合の程度 基礎底盤の不足により不同沈下が発生(約100mm)
1階平面図

柱脚部 立断面図