表面処理(主として亜鉛めっき)された鋼板を形鋼に加工した薄板軽量形鋼(板厚0.4mm以上、2.3mm未満)を用い、床版・屋根版の水平構面と壁面の鉛直構面で箱を構成し、構造用面材と薄板軽量形鋼の枠組材とは、ドリルねじ(ドリリングタッピンねじ)で接合される。
平成24年9月には、同告示の改正により階数制限の合理化(保有水平耐力計算に基づく安全性の確認をすることにより地上部分の階数を4までとできる等)等がされた。
本構造の特徴は、次の点にある。
- ①
- 建物の重量が比較的軽く、かつ、壁式構造としての耐震性を備えている。
- ②
- 枠組材のめっき鋼板は実験等により高耐久性が確認されている。
- ③
- 外壁は、外張り断熱の通気工法を採用して結露を防ぎ、高気密、高断熱の仕様が確認されている。
- ④
- 防耐火設計では、主要構造部である外壁、間仕切壁および床は、耐火試験等に基づく大臣認定を取得した認定仕様を適用し、その他の屋根、軒裏、階段等については、告示の例示仕様を適用することができる。