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施工上の注意点
(※1)張替え部のタイルおよびモルタルを撤去する際、ALCパネル下地面の破損が生じた場合は、RC造・S造G-2-704(充填工法(ALCパネル))により破損部の修復を行い、充填した修復材の養生期間を十分にとったのち、「5.工事手順の例」の「7.セメントモルタル張りタイル下地の施工」又は「7.外装壁タイル接着剤張り下地の施工」の作業を行う。 (※2)タイル張りに生じる不具合は、ALCパネルの目地にタイルや張付けモルタルがまたがって張られていたとしても、ALCパネルの目地全長にわたらない場合もある。このような場合でも、タイルの伸縮調整目地は、不具合が生じた部分のみではなく、ALCパネル全長または目地全長にわたって設けることが必要である。(引用:参考文献2) (※3)外装壁タイル接着剤張りの場合は、タイルに目地を詰める場合と、タイルに目地を詰めない場合があり、伸縮調整目地の納まりが異なる。また、接着剤を目地として露出させる場合には、耐候性に優れ変退色の少ない接着剤を選定する配慮が必要である。(参考:参考文献4) (1)タイルに目地を詰める場合の伸縮調整目地部分の納まり (2)タイルに目地を詰めない場合の伸縮調整目地部分の納まり 外装壁タイル接着剤張りの伸縮調整目地の納まり例(引用:参考文献4一部加筆)
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№ | 書名[該当箇所](監修) | 編著者 | 発行所 |
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1 | 建築工事標準仕様書・同解説 JASS19 セラミックタイル張り工事(2022)[p151] | (一社)日本建築学会 | (一社)日本建築学会 |
2 | ALC外壁補修工法指針・同解説(第2版)[p40~41、p67~73] | 日本建築仕上学会 ALC 外壁補修工法委員会 |
日本建築仕上学会 |
3 | ALCパネル現場タイル張り工法指針・同解説(第4版)[p25~27,31~33,35~39] | 日本建築仕上学会 ALCパネル現場タイル張り研究委員会 |
日本建築仕上学会 |
4 | ALCパネル現場タイル接着剤張り工法指針・同解説(第2版)[p72~75,79~82,84~86,p90~93] | 日本建築仕上学会 ALCパネル現場タイル張り研究委員会 |
日本建築仕上学会 |
5 | JIS A 6916:2021 建築用下地調整塗材[附属書A タイル張付け用モルタルの品質] | 揖斐敏夫 | (一財)日本規格協会 |
6 | JIS A 5557:2020 外装タイル張り用有機系接着剤[4.種類] | 揖斐敏夫 | (一財)日本規格協会 |