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(※1)貫通したひび割れに注入する場合は、裏面を仮止めシール材でシールすることが原則であるが、擁壁や地下ピット等で裏面のシールができない場合は、樹脂の粘度を低粘度形・中粘度形の順に変更して追加注入し、場合によっては高粘度形を追加注入し、ひび割れの中に樹脂が十分充填されるようにする。(引用:参考文献2)なお、樹脂の粘度を変更しても十分な対策がとれない場合、又は粘度が高いため鉄筋があるひび割れの奥まで注入できない場合は、RC造W-1-325樹脂注入止水工法を含めて検討を行う。 (※2)注入エポキシ樹脂は、JIS A6024(建築補修用及び建築補強用エポキシ樹脂)において湿潤面に対する接着強さが規定されている。一方、湿潤なコンクリートに対しては接着性が期待できるが、注入箇所に液体として浮遊水があれば十分な接着性は期待できない。したがって、降雨や結露がある場合は作業を中止する。(引用:参考文献2)従来、ひび割れが湿潤である場合には、水によって硬化阻害が生じたり、接着性が劣るなどの問題点があったが、最近では湿潤面用注入材が開発されている。(引用:参考文献5) |
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№ | 書名[該当箇所](監修) | 編著者 | 発行所 |
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1 | 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)令和4年版[p83~84](国土交通省大臣官房官庁営繕部) | (一財)建築保全センター | (一財)建築保全センター |
2 | 建築改修工事監理指針 令和4年版(上巻)[p350~351(図4.1.5),p364(4.2.2(4)),p369~376(4.2.4),p383~386(4.2.5)](国土交通省大臣官房官庁営繕部) | (一財)建築保全センター | (一財)建築保全センター |
3 | 打ち放しコンクリート外壁の補修・改修技術[p109~112](建設大臣官房技術調査室) | 外装仕上げおよび防水の補修・改修技術出版企画編集委員会 (財)日本建築センター (財)建築保全センター |
(財)日本建築センター (財)建築保全センター |
4 | 建築改修実務事典[p324~336] | 建築改修実務事典編集委員会編集 | (株)産業調査会事典出版センター |
5 | コンクリートのひび割れ調査、補修・補強指針(2022)[p123~125] | (公社)日本コンクリート工学会 | (公社)日本コンクリート工学会 |