1.事前調査 |
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- ①
- 現場調査により適用条件を満たしていることを確認する。
- ②
- 床面を踏みしめて、ギシギシ音のする範囲を確認する。
- ③
- 床下の目視または施工者からの聞き取りにより捨張りの有無、根太サイズ、根太方向を確認する。
- ④
- 探知機等を利用して、根太位置を確認する。
- ⑤
- 繰り返し踏みしめて、音のする根太を特定する。
- 根太から音がする場合は、釘または釘が原因と考えられる。
- 音のする範囲は数10㎝程度四方に及ぶこともある。
浮きの状態の例(chord作成) (直張り工法(*1)の場合を示す)
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2.木ビスの留付 |
- ①
- 音のする釘を推定し、その近傍の本実部付近をドリルにて座彫りする(9Φ×2~3㎜)。
- ②
- 木ビス(45半ネジ)にて座彫り部分に留め付ける。
- ③
- 踏みしめて、音の有無を確認する。
- ④
- 音が改善されない場合、釘を原因と想定し、同じ根太上で、位置を変えて①から③と同様にする。
補修後の例(chord作成) (直張り工法(*1)の場合を示す)
- ⑤
- 以上で改善されない場合は、釘が原因と考えられるため、床下(または天井裏)から、大引き(または床梁)と根太を木ビスにて留め付ける。(75半ネジ)
- ⑥
- ⑤が不可能な場合、大引き(または床梁)位置にて、①②と同様にする。ただし、木ビスは長いものとする。(90~120半ネジ)
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3.補修剤の充填 |
- ①
- ギシギシ音が無くなったことを確認する。
- ②
- 補修剤を調色し、座堀りした所を全て充填するかまたは木栓を埋木するなどして、平滑に仕上げる。
- ③
- 付属のワックス等を塗布し、周囲となじませる。
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4.最終確認 |
- ①
- 仕上り具合および床鳴りがないことを確認する。
- ②
- 片付け・清掃を行う。
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