補修方法編

設備からの騒音、振動 水栓の取付け直し V-3-002
木軸・木枠・RC造・S造
工事概要

配管と水栓取付部のエルボを座付水栓エルボに交換し、補強支持材に固定する。



エルボから座付水栓エルボへの交換例
(chord作成)

座付水栓エルボへの例(chord作成)
対応する不具合と原因 不具合
  • 設備からの騒音、振動(V-3)
原因
  • 管材等の種類・規格の不適(座付水栓エルボが用いられていない)
  • 管材等の支持・固定方法の不良(サドルバンドの取付け不良)
適用条件
  • 施工スペースが確保されていること。
工事手順の例
1.事前調査
当事者からのヒアリングや現場の原因調査により、現場の諸条件を確認する。
2.座付水栓エルボに交換
配管のやり直し作業があるため、内装の一部を壊す。
配管を直し座付き水栓エルボに交換する。
  • 木製の補強材を壁内部に取り付ける。
  • 壁仕上面と平らになるように、座付水栓エルボを取り付け座の部分を補強材に堅固に止める。
3.水圧・通水試験
水圧・通水試験を行い、水漏れがないことを確認する。
4.内装仕上材等の復旧
  • 内装の一部を撤去した場合、仕上げ時に、釘などの管打抜きのないように注意する。
  • 点検口が必要な箇所にない場合は設ける。
5.片付け・清掃
備考

【留意事項】

  • 給水・給湯配管の保温補修工事を忘れずに行うこと。
  • 給水栓周りの不具合には、配管と水栓取付け部の不具合が考えられる。

【改修に必要な機材】

養生資材(シート・ウエスなど)
補強材
器具取付け用工具類
内装(床・壁)工事用工具類及び復旧用資材

【改修に必要な専門技術者】

給排水衛生設備専門技術者
給排水衛生配管施工専門技能者
(特に器具付けに関する専門技術者への依頼を検討する)
内装工事専門業者

参考文献

書名[該当箇所](監修) 編著者 発行所