1.外壁仕上材のはがれ・浮きとは外壁仕上材のはがれ・浮きとは、留付金具・釘・ビス等によって、下地材に張り付けられた乾式の外壁仕上材が、下地材から離れ、隙間が生じることをいう。はがれは仕上材の端部から順にはく離が始まるのに対し、浮きは、端部ではなく、外壁仕上材の中央部に空隙を生じることをいう。 また、ここで取り上げる「外壁仕上材のはがれ・浮き」は、サイディング張り自体のはがれ・浮きを想定している。そのため、窯業系サイディング下地に張るタイルのはがれ・浮きは対象としない。外壁仕上材がモルタル塗りの場合は「外壁のひび割れ、欠損」に包含するものとする。 2.発生原因
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想定される外壁の構成の例 | 仕上 構成 | |
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サイディング張り | 下地材 | 仕上材 |
くぎ留め施工
引用:「木造住宅工事仕様書 2023年版」p214(参考図8.6) ((独)住宅金融支援機構編集・(株)井上書院発行) 金具留め施工 通気胴縁+留付金具工法の場合 引用一部加筆:「窯業系サイディングと標準施工(第4版)」 p28((一社)日本窯業外装材協会編集、発行) |
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現場調査等にさきがけて、発生原因特定のための調査に必要な情報を把握し、調査の進め方の詳細等を検討しておく。 |
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1.目視等による確認(1)調査方法
(2)注意事項等
2.外壁の傾斜の有無の確認(1)調査方法
(2)注意事項等
3.外壁のひび割れの有無の確認(1)調査方法
(2)注意事項等
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1.外壁仕上材等の仕様の確認
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(1)調査方法
(2)注意事項等
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1.書類による確認
(1)調査方法
(2)注意事項等
2.目視等による施工状況等の確認
(1)調査方法
(2)注意事項等
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留め付け(参考4,参考5)
窯業系サイディングの留め付けは、木造下地の場合、くぎ留めまたは金具留めとする。 窯業系サイディング施工は、漏水等事故防止のため、各製造業者または業界団体の施工教育を受けた者によることが推奨される。 窯業系サイディングは小幅物になると折損しやすくなるので、100㎜未満の幅にならないよう割付けおよび板取りを行う。また、現場切断面でシーリング材を充填しない部分は所定の小口防水シーラーを刷毛等で均一に塗布する。 金具留め(通気胴縁がある場合の工法を示す) 窯業系サイディングの金具留め工法においては、サイディングの厚さは15㎜以上を標準とする。金具は、サイディングの相じゃくり部に十分かみ合わせて、各胴縁(500㎜以下の間隔)にくぎまたはねじで固定する。この際、金具は他部材となるべく重ならないようにする。金具の種類により、留め付け方法、納め方などが異なる場合があるため、製造業者の仕様を確認する。 金具留めの例図(引用2一部加筆) 窯業系サイディングのくぎ留め工法においては、板幅455㎜に対して両端部および中央の3本で留め付けることを標準とし(長手方向では胴縁間隔455mm以下(メーターモデュールの場合、500mm以下)に留め付けること)、サイディング端部から20~35㎜離して(相じゃくりがある側は、相じゃくり部を除いたサイディングの厚い部分より20~35㎜)内側に留め付ける。 なお、くぎ打ち機を使用する場合は、多少くぎ頭が残る程度に圧力を調整し、締め付けはかなづちで打ち込む。
くぎ留めの例図(引用3一部加筆)
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「4 使用・メンテナンス状況の確認」による。
「5 外的要因の確認」による。
「6 詳細調査の必要性の検討」による。