床の傾斜Ｆ－１
S造
S造
| 原 因 | 不具合事象の発生している主要部位 | 補修方法 | ｼｰﾄNo. (ｼｰﾄNo.群) |
補修工事の特性 | 居住条件 |
|---|---|---|---|---|---|
| （｢基礎の沈下｣の原因） | 基礎 | 「基礎の沈下」を参照して、「基礎の沈下」の発生原因に対応した補修を実施し、併せて床の傾斜の補修を行う。 | （K-1） | ― | ― |
| 骨組の鉄骨、スラブのコンクリート・鉄筋の規格不適・品質不良 ・ 骨組や床構成部材の防錆措置の不良 ・ 最下階床下の防湿・換気の不良 |
柱・梁・床版(ﾃﾞｯｷP) | ― | ― | （専門家と個別に相談を行い、補修方法を決定する。） | ― |
| 骨組や床構成部材等の断面寸法等の不足 | 柱 ・ 梁 ・ 床版 （デッキP） ・ 床版 （ALCパネル） |
ー | ー | （専門家と個別に相談を行い、補修方法を決定する。） | ー |
骨組や床構成部材等の配置・間隔の不良 |
柱 ・ 梁 |
ー | ー | （専門家と個別に相談を行い、補修方法を決定する。） | ー |
| 床版 (ﾃﾞｯｷP) |
スラブ下面への鉄骨小梁の増設 | Ｆ-2-401 | 床の梁間に新たに梁を増設することは有効である。 | Ｂ | |
| 床版 (ALCﾊﾟﾈﾙ) |
ＡＬＣパネル床の取替え（敷設筋構法） | Ｆ-2-402 | ― | Ｂ | |
| 床構成部材等の材料の選択不良 ・ 床構成部材等の配置・間隔の不良 ・ 床構成部材等の材料の品質不良 |
梁 ・ 床版 （デッキP） |
ー | ー | （専門家と個別に相談を行い、補修方法を決定する。） | ー |
| 床版 (ALCﾊﾟﾈﾙ) |
ＡＬＣパネル床の取替え（敷設筋構法） | Ｆ-2-402 | ― | Ｂ | |
| 骨組や床構成部材等の架構・接合方法の不良 | 梁仕口 ・ 梁継手 ・ パネルゾーン |
ー | ー | （専門家と個別に相談を行い、補修方法を決定する。） | ー |
| 床版 (ALCﾊﾟﾈﾙ) |
ＡＬＣパネル床の取替え（敷設筋構法） | Ｆ-2-402 | ― | Ｂ | |
| 床スラブの鉛直支持力の不足 | 床版 (ﾃﾞｯｷP) |
スラブ下面への鉄骨小梁の増設 | Ｆ-2-401 | ― | Ｂ |
| 床版 (ALCﾊﾟﾈﾙ) |
ＡＬＣパネル床の取替え（敷設筋構法） | Ｆ-2-402 | ― | Ｂ | |
| パネルの取付け又は組立ての不良 | 床版 (ALCﾊﾟﾈﾙ) |
ＡＬＣパネル床の取替え（敷設筋構法） | Ｆ-2-402 | ― | Ｂ |
| スラブとの接合・梁の断面寸法（せい）の不足 | 梁 ・ 床版 |
梁下への柱増設 | F-1-407 | 梁下に柱増設することはたわみの進行や梁振動の低減に有効である。 | B |
| スラブの断面寸法（せい）の不足 ・ コンクリートの打込み・締固め、養生不良 ・ コンクリート強度の不足 |
床版 | セルフレベリング材によるデッキプレート床の補修 | F-2-403 | 床の傾斜を水平に修正するのは、セルフレベリングの他、床の下地等で水平にすることも考えられる。 | B |
| 工事中の一時的な過荷重の積載 |
床版 (ﾃﾞｯｷP) |
スラブ下面への鉄骨小梁の増設 | F-2-401 | ー | B |
|
床版 (ALCﾊﾟﾈﾙ) |
ALCパネル床の取替え (敷設筋構法) |
F-2-402 | B | ||
| 床版 | セルフレベリング材によるデッキプレート床の補修 | F-2-403 | B | ||
| 梁 ・ 床版 |
梁下への柱増設 | F-1-407 |
B | ||
| 床仕上材等の選択不良 ・ 床仕上材等の品質不良 ・ 床仕上材等の留付け不良 |
下地材 | 床下地・仕上材の張替え | F-3-701 | ― | Ｂ |
※ ALCパネル：ALCパネル等を用いた場合