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| 0.適用範囲ALCパネルには、「厚形パネル(厚さ75㎜以上、200㎜以下)」と「薄形パネル(厚さ35㎜以上、75㎜未満)」(参考1)があるが、ここでは、厚形パネルを用いた外壁(以下、「ALC外壁」という。)を対象とする。なお、ALC外壁は、指針や標準仕様書において厚さ100mm以上のパネルを用いることとされている。(参考2・参考3)ALCパネルを下地として外壁仕上材にタイルが用いられている場合は、厚さ100mm以上のALCパネル(参考4)で、施工現場で張付けるタイル仕上げを対象とする。 1.外壁のひび割れ・欠損とは外壁のひび割れとは、外壁の表面に部分的な割れが発生することをいう。外壁の欠損とは、外壁の一部が欠け損ずることをいう。 外壁のひび割れや欠損(以下、「ひび割れ等」という。)は、雨水の浸入、又は外壁の構造耐力低下の原因となる可能性もあるので、注意を要する。 2.発生原因
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| 現場調査等にさきがけて、発生原因特定のための調査に必要な情報を把握し、調査の進め方の詳細等を検討しておく。 | 

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| 1.塗膜の劣化状況の目視等による確認(1)調査方法
 (2)注意事項等
 2.打音調査(タイル等の仕上材がある場合)(1)調査方法
 (2)注意事項等
 3.ひび割れの深さ及び幅の測定ひび割れが塗膜の表層部にとどまっているか、あるいはALCパネルそのものに至っているかを確認する。 (1)調査方法
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| (2)注意事項等
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| 1.塗膜の状況からの考え方
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|  ALCパネル外壁の劣化状態の区分概念図(引用3一部修正) 
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| 2.打音調査(タイル等の仕上材がある場合)からの考え方
 「転載の承諾を得られなかった箇所に網掛けをしております。」 外装接着剤張りにおける接着面積の例(引用6) |  
  
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| 3.ALCパネルにひび割れ等が発生する場合の考え方(1)ひび割れ等の形状・位置からの考え方
 
  縦壁ロッキング構法に予想されるひび割れなどの不具合の例(引用8) 
  縦壁ロッキング構法の例(鉄骨造の場合)(引用9) |  
  
  
  
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  横壁アンカー構法に予想されるひび割れなどの不具合の例(引用11) 
  横壁アンカー構法の例(鉄骨造の場合)(引用12) 
 (2)ひび割れ等の深さ及び幅からの考え方
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<調査の視点><調査方法><調査結果の考え方>及び<使用する検査機器>については、[外壁の傾斜-1(RC造、S造)]の該当項目に準ずる。

<調査の視点><調査方法><調査結果の考え方>及び<使用する検査機器>については、[外壁の傾斜-2(RC造、S造)]の該当項目に準ずる。

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| 1.ALCパネルの設計内容の確認 
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| (1)調査方法
 
 (2)注意事項等
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<調査の視点><調査方法><調査結果の考え方>及び<使用する検査機器>については、[外壁の傾斜-3(RC造)]、[外壁の傾斜-3ー1(S造)]の該当項目に準ずる。

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| 1.書類による確認 (材料) 
 
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| (1)調査方法
 (2)注意事項等
 2.目視等による施工状況等の確認(1)調査方法
 (2)注意事項等
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 また、外壁タイル仕上げにおいて、以下のような状態の場合は、ALCパネルそのものにひび割れ等は発生していないが、タイルのみにひび割れ等が発生している可能性がある。 
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「4 使用・メンテナンス状況の確認」による。

「5 外的要因の確認」による。

「6 詳細調査の必要性の検討」による。