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| 1.外壁の塗膜のふくれ・割れ・はがれとは | |
|  外壁の塗膜のふくれとは、塗膜が気体、液体又は腐食生成物などを含んで盛り上がる現象である。 |   
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| 2.発生原因
 
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| 現場調査等にさきがけて、発生原因特定のための調査に必要な情報を把握し、調査の進め方の詳細等を検討しておく。 | 

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| 1.改修設計・施工検討時の情報収集状況の確認 改修設計・施工検討時に改修対象範囲の現況に関する情報収集が適切に行われていたのか否か、下記の内容について確認する。 
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| 1.目視等による確認(1)確認方法(参考10、参考11)目視等により、以下を参考にしてふくれ・割れ・はがれ等の形状・位置等を確認する。 
 (2)注意事項等
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| 塗膜劣化の原因としては、塵埃、紫外線、温・湿度、降雨などの外的要因があり、これらにより変退色、光沢低下、白亜化、摩耗などの塗膜表面の劣化が生ずる。さらに経年により塗膜内部まで劣化が進行すると、ふくれ、割れ、はがれが発生する。(参考11) コンクリート素地の場合は、乾燥収縮や地震などの動きで生じたひび割れ、鉄筋の腐食、エフロレッセンスなどの素地に起因する原因により、塗膜が劣化する場合がある。金属系素地の場合は、沿岸地域では飛来塩分、工業地域では大気汚染物質が原因となって、さびの発生や断面欠損などが生じて塗膜が劣化する場合がある。木質系素地の場合は、木材腐朽菌や湿気・水分、乾燥などによる割れが原因となって木材が劣化して、塗膜が劣化する場合がある。(参考11) 割れが確認された場合のうち、(参考12) 
 はがれが確認された場合のうち、(参考12) 
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| 1.塗装の仕様・工法の確認 
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| 1.書類による確認 | 
|  (環境条件) 
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| 2.目視等による施工状況等の確認 | 
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| 3.機器を用いた確認 | 
| (1)確認方法 | |
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| (クロスカットテストを行う場合) 
 
 
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「第Ⅰ章 本編の活用について」の「3.(2)「4 使用・メンテナンス状況の確認」による。

「第Ⅰ章 本編の活用について」の「3.(2)「5 外的要因の確認」による。

「第Ⅰ章 本編の活用について」の「3.(2)「6 詳細調査の必要性の検討」による。