ここでは、外壁のうち、仕上塗材による塗膜(工場塗装品を含む)に発生した、ふくれ・割れ・はがれを対象とする。ただし、シーリング材への塗装は対象外とする。 | |
1.外壁の塗膜のふくれ・割れ・はがれとは |
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外壁の塗膜のふくれとは、塗膜が気体、液体又は腐食生成物などを含んで盛り上がる現象である。 |
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2.発生原因
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改修工事実施以前の設計・施工関連図書や改修設計・施工時の記録が残っている場合は、その状況について可能な範囲で把握することに努める。 |
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1.改修設計・施工検討時の情報収集状況の確認改修設計・施工検討時に改修対象範囲の現況に関する情報収集が適切に行われていたのか否か、下記の内容について確認する。
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1.目視等による確認(1)確認方法(参考9、参考10)目視・指触調査は、標準パターン写真等を用いて変状の程度を評価し、塗膜の変状がどのような部位、箇所で生じているかについても具体的に調査する。これらの標準パターン写真として、塗料を対象とした次のJISが国内で標準化され、仕上塗材にも準用することができる。また、「建築研究所 建築研究資料No.145」も参考になる。
(2)注意事項等
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仕上塗材に生ずる一般的な劣化は、紫外線、熱や降雨等の外的要因により、塗膜表面の上塗り層が化学的、物理的作用を受けて、光沢低下、変退色、白亜化、摩耗などの劣化が進行する経年劣化があげられる。 割れが確認された場合のうち、(参考12)
はがれが確認された場合のうち、(参考12)
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1.塗装の仕様・工法の確認
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1.書類による確認 |
(環境条件)
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2.目視等による施工状況等の確認 |
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3.機器を用いた確認(参考26) |
(1)確認方法 |
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(クロスカットテストを行う場合)
(引張試験を行う場合)
(塗膜材料成分の分析を行う場合)
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「第Ⅰ章 本編の活用について」の「3.(2)4 使用・メンテナンス状況の確認」による。
「第Ⅰ章 本編の活用について」の「3.(2)「5 外的要因の確認」による。
「第Ⅰ章 本編の活用について」の「3.(2)「6 詳細調査の必要性の検討」による。