補修方法編

設備からの騒音、振動V-3
RC造

原 因 不具合事象の発生している主要部位 補修方法 シートNo.
(シートNo.群)
補修工事の特性 居住条件
機器・管材等の種類、規格の不適 水栓

給水配管

給湯配管
水栓の取付け直し V-3-002
配管の径の不足 排水配管 器具用通気弁の取付け V-3-003
配管ルート・勾配の不良 排水配管 器具用通気弁の取付け V-3-003
機器・管材等の
支持・固定方法の不良
換気扇

ダクト
換気扇・ダクト等の交換工事 V-3-001
水栓

給水配管

給湯配管
水栓の取付け直し V-3-002
機器等の老朽化 換気扇 換気扇・ダクト等の交換工事 V-3-001
騒音源の存する方位に対する適切な機器等選択への配慮不足 換気フード 遮音性のある換気フードへの交換 V-3-004
  • 換気フード内部に設置された吸音材表面に油分及び水分等に対して耐久性のある素材が張られた製品を選定する必要がある。
  • 換気フード・ダクトの圧力損失を計算で確認することが必要である。
駐輪機本体の固定方法の不良 ・ 駐輪機可動部の防振・防音措置不良 駐輪機 駐輪機からの音・振動の伝搬を防止する措置 V-3-005
  • 防振ゴムは、設置可能な箇所数に応じて1ヶ所あたりの負担荷重とばね定数とを算定する必要がある。
騒音源の存する方位に対する適切な機器等選択への配慮不足 換気フード 遮音性のある換気フードへの交換 V-3-004
  • 換気フード内部に設置された吸音材表面に油分及び水分等に対して耐久性のある素材が張られた製品を選定する必要がある。
  • 換気フード・ダクトの圧力損失を計算で確認することが必要である。
駐輪機本体の固定方法の不良 ・ 駐輪機可動部の防振・防音措置不良 駐輪機 駐輪機からの音・振動の伝搬を防止する措置 V-3-005
  • 防振ゴムは、設置可能な箇所数に応じて1ヶ所あたりの負担荷重とばね定数とを算定する必要がある。
衛生器具類の選定不良 給水配管 給水管からの音・振動の伝搬を防止する措置(水撃防止器の設置) V-3-301
配管の支持・固定方法の不良 ・ 床を貫通する配管の防振対策の不良 ・ 配管の遮音対策不良 排水配管 排水管からの音・振動の伝搬を防止する措置 V-3-302
  • 防振材の物性や設置箇所数については、防振系の固有振動数等を計算の上、適正な値になるよう決定する必要があり、必要に応じて専門家に相談して決定する。
配管類の支持・固定方法の不良 ・ ポンプ本体の防振措置不良 排水配管 ・ 排水ポンプ 排水ポンプからの音・振動の伝搬を防止する措置 V-3-303
衛生設備機器構成部材の選択不良 ・ 下階室用途に対する適切な仕様選択への配慮不足 大便器 大便器からの音・振動の伝搬を防止する措置 V-3-304
  • 床上の壁排水便器に適用する。
自動ドアエンジン部及びサッシ枠の防振措置不良 自動ドア 防振構造の自動ドアへの交換 V-3-305
  • 既存の自動ドアの高さ及び幅と同寸法のドアに交換することが必要な場合は、ドア周囲の躯体はつり工事が発生する場合があり、構造上の検討等が必要な場合がある。
*V-3-001~005は木造住宅(在来軸組工法・枠組壁工法)補修方法編を参照のこと。