原 因 | 不具合事象の発生している主要部位 | 補修方法 | シートNo. (シートNo.群) |
補修工事の特性 | 居住条件 |
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(「外壁の傾斜」の原因) | 外壁 | 「外壁の傾斜」を参照して、「外壁の傾斜」の発生原因に対応した補修を実施し、併せて外壁のひび割れ、欠損の補修を行う。 | (G-1) | ― | ― |
柱・大梁・小梁・壁のコンクリート及び鉄筋の規格不適・品質不良 ・ 梁の断面寸法の不足・鉄筋量の不足 ・ コンクリート強度の不足 |
柱・梁 | ― | ― | (専門家と個別に相談を行い、補修方法を決定する) | ― |
柱・大梁・小梁・壁の配筋方法の不良(配筋位置のずれ等) ・ コンクリートの打込み・締固めの不良 ・ コンクリートの養生不良 ・ 工事中の一時的な過荷重の積載 |
柱 | 打直し工法 | G-2-306 | ひび割れ(・欠損)の補修は、ひび割れ(・欠損)の原因が構造耐力上の問題によらない場合に適用する。また、原因が構造耐力上の問題による場合は、補修工事の実施によりその問題が取り除かれていることが専門家の調査により確認された場合に限り適用する。 1.0㎜程度までの挙動(進行)がないひび割れ*には、樹脂注入工法、挙動(進行)のあるひび割れ*及びひび割れ幅が1.0㎜を超える場合にはUカットシール材充填工法の採用が一般的である。鉄筋の腐食を伴う大きな損傷の場合にはコンクリートの増打ち、躯体改修工法も想定される。 |
C |
樹脂注入工法 | G-2-301 | C | |||
Uカットシール材充填工法 | G-2-302 | C | |||
シール工法 | G-2-303 | C | |||
充填工法 | G-2-304 | C | |||
躯体改修工法 | G-2-305 | C | |||
梁 | 梁下への柱増設 | F-1-301 | ひび割れ(・欠損)の補修は、ひび割れ(・欠損)の原因が構造耐力上の問題によらない場合に適用する。また、原因が構造耐力上の問題による場合は、補修工事の実施によりその問題が取り除かれていることが専門家の調査により確認された場合に限り適用する。 1.0㎜程度までの挙動(進行)がないひび割れ*には、樹脂注入工法、挙動(進行)のあるひび割れ*及びひび割れ幅が1.0㎜を超える場合にはUカットシール材充填工法の採用が一般的である。鉄筋の腐食を伴う大きな損傷の場合にはコンクリートの増打ち、躯体改修工法も想定される。 |
B | |
梁の増打ち工法 | F-1-304 | B | |||
樹脂注入工法 | G-2-301 | C | |||
Uカットシール材充填工法 | G-2-302 | C | |||
シール工法 | G-2-303 | C | |||
充填工法 | G-2-304 | C | |||
躯体改修工法 | G-2-305 | C | |||
打直し工法 | G-2-306 | C | |||
ALCパネルの取付構法の選択不良 ・ ALCパネル、取付材の選択不良 ・ ALCパネル、取付材の品質不良 ・ ALCパネル、取付材の断面寸法等の不足 ・ ALCパネル、取付材の配置・支持間隔の不良 ・ ALCパネル、取付材の納まりの不良 ・ ALCパネル等の割付不良 ・ ALCパネルへの荷重想定の不適 ・ ALCパネル工事に付帯する関連工事(建具工事、内装工事等)の施工不良 |
ALCパネル・取付材 | ALCパネルの張替え | G-2-312 | RC造の壁の一部にALCパネルを使用した場合に適用。 0.4mm以下の細かい面的広がりを持つひび割れには表面処理剤の塗布、0.4mm以上のひび割れには漏水の状況に応じて、Uカットモルタル充填工法、Uカットシール材充填工法の適用が考えられる。 欠損部には充填工法を適用する。損傷の程度によっては、パネルの張替も考えられる。 補修により、美観上の問題が生じないことが確認された場合に限り適用する。 |
B |
ALCパネル | 表面処理剤の塗布(ALCパネル) | G-2-701 | C | ||
Uカットモルタル充填工法(ALCパネル) | G-2-702 | C | |||
Uカットシール材充填工法(ALCパネル) | G-2-703 | C | |||
充填工法(ALCパネル) | G-2-704 | C | |||
仕上材料の選択不良 ・ 仕上材料の品質不良 ・ 仕上材料等の施工不良 |
(塗装) | 塗装・吹付け直し(ALCパネル) | G-2-705 | 塗布部のみのひび割れには塗装・吹付け直しが考えられる。 | C |